北朝鮮の朝鮮中央通信は27日、韓国の文在寅政権に対して、同国の「国家保安法」に違反した韓国人を釈放して南北関係改善を促す論評を配信した。

論評は、「文政権が『民主改革』を標ぼうするとしながらも、李明博、朴槿恵保守一味同様、同族を『敵』に規定した対決時代の悪法を引き続き振り回している」と指摘した。

また、「表では『北南関係の改善』をうんぬんし、裏では自主統一を主張する人、対話の相手を憧れる人々まで容赦なく弾圧する行為は同族対決へ疾走するという露骨な宣布に違いない」と強調した。

そのうえで、「現当局が真に旧時代の汚物一掃を願うキャンドル民心を代弁するなら、反統一対決悪法の施行ではなく、その撤廃の先頭に立たなければならず、不当に拘束、処刑した住民らを即時釈放する勇断から下すべきであろう」と主張した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

同族との関係改善か、対決追求か 朝鮮中央通信社論評

【平壌6月27日発朝鮮中央通信】最近、南朝鮮での奇怪な殺風景が社会の各界を驚愕させている。

先日、ソウル高等法院で控訴審結審公判を行った南朝鮮の司法当局はインターネットに白頭山の不世出の偉人たちを称揚する文を掲載し、連北統一を主張した住民を悪名高い「保安法」違反にかけて懲役5年を求刑した。

これに先立って、13日にも朴槿恵「政権」の時にわれわれと「連結されたスパイ」の容疑で拘束したある牧師に対する裁判を開いてあらゆるねつ造された罪目を科して懲役3年を宣告する悪行を働いた。

これは、新しい政治、新しい生活を渇望する民心に刃物を振り回す許せない罪悪であり、北南関係の改善を願う大勢の流れに逆行する妄動である。

去る「大統領」選挙の時、北南関係の改善について力説し、キャンドル民心の支持を得て政権を執ったのが現南朝鮮当局である。

ところが、権力を執るやいなや北南関係の改善ではなく、米国の原子力空母打撃団を同時に二つも引き入れて同族に反対する侵略戦争演習をいっそうヒステリックに繰り広げるなど対決に執着した。

キャンドル民心を代弁し、「民主改革」を標ぼうするとしながらも、李明博、朴槿恵保守一味同様、同族を「敵」に規定した対決時代の悪法を引き続き振り回している。

現代版魔女狩りの被害者と言っても過言でない現執権勢力が、あたかも朴槿恵「政権」の相続者のように振る舞っているのはキャンドル民心に対する背信であり、悪らつな挑戦である。

特に、表では「北南関係の改善」をうんぬんし、裏では自主統一を主張する人、対話の相手を憧れる人々まで容赦なく弾圧する行為は同族対決へ疾走するという露骨な宣布に違いない。

今こそ、南朝鮮当局が同族との関係改善か、対決追求かという選択を正しくすべき時である。

現当局が真に旧時代の汚物一掃を願うキャンドル民心を代弁するなら、反統一対決悪法の施行ではなく、その撤廃の先頭に立たなければならず、不当に拘束、処刑した住民らを即時釈放する勇断から下すべきであろう。

大勢の流れを直視せず、民心に逆行する連中が行き着く終着点は破滅だけである。

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