今月24日、咸鏡北道穏城郡で行われた党員対象の政治講演会で「我が軍が敵に報復をした」との内容で行われたと北朝鮮内部消息筋が26日に伝えた。
咸鏡北道内部消息筋によると24日午後、咸鏡北道のA企業所党員を対象に開かれた『土曜講演会』で、該当企業所の副書記は「最近、英雄的朝鮮人民軍が敵に痛快な報復を行った。我々の自衛軍事力に対し、南朝鮮が恐れ震えている」と話した。
消息筋は「この日の講演会では4.25(北朝鮮建軍節)を迎え、我々の(北朝鮮)軍事力に対する自負心と誇りを持とうという内容で情勢講演が進行された。党副書記が天安艦沈没事件を直接的に言及はしなかったが、参加した党員らはうわさで知っていた沈没事件を確信するようになった」と話した。
北側が天安艦を攻撃したとの直接的な言及はなかったが、関連する話を奄ニして既に聞いていたが、これによって確信を持つようになったという説明だ。
本紙と直・間接的に連絡を取っている北朝鮮内部消息筋は、最近になって一斉に沈没事件の情報が住民の間で回っていると伝えてきている。また、このような情報に接した住民は、北朝鮮海軍が韓国艦船を沈没させたと理解していると話した。
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ある消息筋は「住民たち中70%は、このニュースを知っている。南側の船が沈没されて『ひょっとして戦争が起きるのでは』という人に『何よりだ』と相槌を打つ人もいる」と話した。
「幹部はこの話を特別に取り締まる雰囲気ではない」と話しており、対外的には否認し内部では住民に朝鮮人民軍の戦果で自慢しようとする意図ではという観測が出てきている。
『土曜講演会』は毎週末、副書記の主宰で開かれる党員の集まりで、一週間の間に下された党の方針を確認し、方針貫徹の為に党員らの任務を論じる場だ。