人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

同氏に対する北朝鮮側の扱いについて言えば、そもそもこうした容疑の「筋立て」自体があり得ないものだ。同氏は昨年2月29日、北朝鮮当局が開かせた記者会見で次のように「告白」していた。

「(米国の教会関係者が)わたしに、北朝鮮の重要な政治スローガンを一つ取って来れば、それを自分の教会堂に『戦利品』として掛けておくと言った。 スローガンをなくして北朝鮮の人々の団結と情熱を弱化させ、西側によってこの国が侮辱されるのを見せつけなければならないとした。 成功すれば1万ドルの中古乗用車1台を与えると言った。 捕まって帰れない場合、教会がわたしの母に慈善形式で20万ドルを与えるとした」(朝鮮中央通信)

世の中には物好きが多いとは言え、北朝鮮のポスター1枚に1万ドルだとか20万ドルだとかの値を付けるなど、ちょっと考えられない。また米国人が、ポスターをはぎ取ったらそれで「北朝鮮の人々の団結と情熱を弱化させ」られると想像するなど、いっそうありそうもないことだ。

これと似たような話は他にもある。