北朝鮮に1年以上抑留されていた米国人学生が釈放された。
釈放されたのはバージニア州立大学のオットー・ワームビア氏。北朝鮮旅行中だった昨年1月、平壌市内の羊角島(ヤンガクト)国際ホテルで、政治スローガンの書かれたポスターを盗もうとした容疑で逮捕され、裁判で労働教化刑15年を言い渡されていた。
(関連記事:北朝鮮に拘束中の米大学生、「国家への犯罪」を会見で自供)米ワシントンポストによると、ワームビア氏は昨年3月の裁判の直後に昏睡状態に陥り、今に至るまで意識のない状態が続いている。家族が先週になって伝えられたところでは、同氏はボツリヌス中毒にかかり、睡眠剤を服用した後で昏睡状態に陥ったという。