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白書はまず、北朝鮮で依然として住民たちの生命権が十分に保証されていないとしながら、金正恩体制発足以後、高官に対する処刑が続いていることを指摘した。高官の処刑といえば、2015年4月に玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)前人民武力部長(国防相)が正恩氏の怒りを買い、高射銃によって文字通り「ミンチ」にされ処刑されたことが記憶に新しい。

(参考記事:玄永哲氏の銃殺で使用の「高射銃」、人体が跡形もなく吹き飛び…

白書はまた、北朝鮮当局が覚せい剤の密造・密売などの薬物犯罪について死刑を含む重罰で臨んでいることにも懸念を表明している。国際人権規約(自由権規約)に沿って解釈すれば、こうした犯罪は、例外的に死刑が認められる「最も重い犯罪」には当たらないためだ。