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「脱北者」の悲劇を描いた映画「クロッシング」が日本で初公開された。

4月17日の公開前夜、東京では4月にしては41年ぶりという降雪に見舞われるという異常天候の中、関係者は「客足が鈍るのでは?」と心配したようだが初回は立ち見が出るほどの大盛況を見せた。

初回の舞台挨拶に拉致被害者横田めぐみさんお両親、滋さん(77)と早紀江さん(74)が出席し「北朝鮮の人権問題を考えるきっかけになってほしい」と訴えた。

さらに中井洽(なかい・ひろし)拉致問題担当大臣も鑑賞し「拉致だけでなく北朝鮮の人権全体について発言していく必要がある」とコメント。

「クロッシング」は「脱北者」がテーマではあるが映画としてもすばらしいとの前評判から北朝鮮の人権問題に関心のある人々のみならず、一般の映画ファンからも関心が高かった。

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本来なら昨年に日本でも公開される予定ったが諸事情により遅れてしまったことから北朝鮮の人権問題に関わるNGO関係者も「やっと公開された。一般の人も是非劇場に足を運んで北朝鮮の実情を知ってほしい」と述べた。