民間団体の北朝鮮との接触は、2016年1月にあった北朝鮮の4度目の核実験直後に中断されたが、16か月ぶりに再開されることとなった。
名目は「南北接境地域でのマラリア防疫などのための人道協議」。接境地域とは、38度線で国境を接する地域を指す。支援団体側が米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)に明かした内容によると、「従来、北朝鮮と合同で行ってきた接境地域での防疫事業が4年前からストップしているため、マラリア患者が南北で増える憂慮があった」とのことだ。
同記事によると「今後この団体は北朝鮮側とファクスで協議し、事業が具体化した場合に北朝鮮を訪問して、防疫物資を北朝鮮側に送ることになる」という。