北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は23日、ロシアと北朝鮮の間で貨客船・万景峰(マンギョンボン)号の運航が開始されたことに対して、米国などが言い掛かりをつけていると糾弾した。朝鮮中央通信の記者の質問に答える形で述べた。
報道官は、マンギョンボン号の運航について「両国間の海上交通運輸をはじめ経済分野における協力と観光業の発展に寄与できるようになった」としながら、「これは、朝露両国間の経済的連携を拡大し、人道的交流と往来を通じて友好を図るための正常な双務協力事業である」と強調した。
つづけて、「しかし、反共和国制裁策動に血眼になって狂奔している米国は、追随勢力を動員して主権国家間の正常な経済協力事業である『マンギョンボン』号の運航問題にまで言い掛かりをつけて朝露経済協力を遮断し、われわれを経済的に完全に封鎖して窒息させようとしている」と指摘した。
さらに、「米国とその追随勢力の策動はわれわれだけでなく、ロシア側の合法的な利益も重大に侵害する横暴非道な専横として、ロシア側の当然な反発と排撃をかきたてている」としながら、「誰が何と言おうと、『マンギョンボン』号の運航をはじめ朝露経済協力は両国人民の志向と共通の利益に即して今後も、引き続き発展するであろう」と主張した。