NKウォッチの安明哲(アン・ミョンチョル)代表は、脱北費用高騰の理由として、脱北を幇助する人が減ったことを挙げた。当局は、脱北幇助に対する処罰を徐々に強化しており、北朝鮮国内では「脱北に関わると殺される」という認識が拡散しつつあるという。
(参考記事:北朝鮮、脱北がらみで「ごく普通の人々」を銃殺刑に)実際、2015年8月には両江道(リャンガンド)の国境警備隊25旅団2大隊と5大隊で軍官(将校)、下士官など40人が逮捕され、うち3人が銃殺された。
また、同年9月にも民間人5人が銃殺刑に処せられている。