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北朝鮮国防委員会人民武力部の機関紙『朝鮮人民軍』は、金正日の後継者として内定されている3男のキム・ジョンウンの誕生日の1月8日に合計4ページに渡って後継者継承を公式に伝えたと、北朝鮮向け民間ラジオ放送『開かれた北朝鮮放送』が7日に伝えた。

朝鮮人民軍は1面の社説『人民軍は偉大な首領、偉大な最高司令官を代々受け継いできた誇りある伝統を継承していく』で、3世代の世襲に対する軍の忠誠を強調した。

社説は「偉大な首領、偉大な最高司令官を代々受け継いで変わる事無く称えることで、白頭山総隊の我人民軍は革新的・先導的な力量を持っている。人民軍の全ての兵士はこれまでと同様にこれからも充実した伝統を銃で決死を覚悟して守り続ける。そして主体革命の偉業を代々に受け継ぎ、完成させる。時代と歴史の前で革命の主力軍としての使命と任務を果たす」と主張した。

また「先軍革命の偉業を成し遂げる首脳部」という新しい表現を用いているが、これはキム・ジョンウンを意味すると思われる。

『先軍革命の首脳部』という表現は2ページ目にも登場する。一般記事『先軍革命偉業の継承を完成させるために』では「全軍において偉大な最高司令官の軍領導体制と軍の制度と規則を正しく確立し、首領を守るために決死の覚悟をするという精神が溢れるように精力的に導いた先軍革命の首脳部の領導無しには、主体革命の偉業を銃で確固に守り続けている無敵必勝の白頭山革命強軍は考えられない」と主張した。

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金正日の領導体系を補佐し未来を導く後継者に対する忠誠心無しには、革命は達成できないと強調していると解釈できる。

3ページ目では個人のエッセー、『将軍様の福』が目を引く。このエッセーは「我ら銃を持つ軍人にとっての幸せは代々引き継がれる将軍様そのもの」と述べ、金一家3世代の世襲の正当性を集中的に強調した。

4ページ目に掲載されている個人の記事、『1月に対する考察』では、キム・ジョンウンの誕生を暗示し、後継者としてのキム・ジョンウンの実態を集中的に強調した。

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同記事は「我ら人民の父、首領様の御徳を後世に伝える為、4月の春を歌った。我らの最高司令官同志を未来永劫信頼し、2月の春を声を高く歌った。今日、我らは先軍朝鮮の未来の春は1月から始まると格調の高く称える」と強調した。

故金日成の誕生日は4月(15日)、金正日の誕生日は2月(16日)、キム・ジョンウンの誕生日は1月(8日)だ。北朝鮮は1月8日を臨時祝祭日として指定した。

開かれた北朝鮮放送は同新聞と関連し、「1948年7月10日に創刊した国防委員会人民武力部の機関紙で、発行部数は40万部程度だ。人民軍新聞社から毎日発行されているが、外部には公開されていない新聞で管理が厳しい。この為、入手が非常に難しい」と説明した。