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北朝鮮政府が国家予算から国防費の支出をどのように隠蔽してきたのかを分析した論文が発表された。

ウルサン大学のイ・ダルヒ政策大学院教授は、国防研究の最新号に、’北朝鮮の国防費支出の隠蔽国「の分析’という論文を載せて、北朝鮮の国防費の一部が、人民経済事業予算や’物資造成資金’に隠蔽されていると主張した。

この間、北朝鮮が公式に発表してきた国防費が、実際の北朝鮮の軍事力増大の規模と著しい差を見せており、隠蔽の疑惑が絶えず指摘されてきた。

論文は60年代と70年代の北朝鮮最高人民会議議事録、朝鮮中央年鑑などの文献の記録を分析して、‘物資造成資金’という隠蔽された予算の空間を追究した。

既に、30年から40年経った記録を分析した内容であるため、現時点の実態に適用するには無理があるが、北朝鮮の国防費の隠蔽を追跡する糸口を提供しているという点で意味がある。

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北朝鮮の国家予算の支出は、大きく人民経済に対する支出(人民経済費)、社会文化政策に対する支出(社会文化施策費)、国防に対する支出(軍事費)、国家管理に対する支出(管理費)などに分けられる。

人民経済費には‘物資の濫?「成’という項目がある。物資の造成資金は、戦争物資と国防物資の購入費用からなる。戦争物資濫?ニは、弾薬や銃などの軍需物資を指しており、国防物資濫?ヘ軍事的目的に使われる油類や食糧などを指す。

この論文は1967~1971年の人民経済費から、主要項目としてあげられた基本建設費を差引いた、人民経済事業費として編成された資金の30~40%である、5~8億ウォンが隠蔽されたと指摘している。当時、北朝鮮の公式のウォンの為替が1ドル当たり2.16ウォンだった。

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北朝鮮は今年の国家予算として、4千332億ウォン(30.9億ドル.1ドル=141ウォン)を策定したと推測されている。北朝鮮は国防予算に総予算の15.8%を策定したと明らかにしており、これは684億7千万ウォン(4億8千9百万ドル)に達すると推定される。