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北朝鮮の労働新聞は8日、米原子力空母カール・ビンソンを中心とする空母打撃群の一員として、原子力潜水艦ミシガンが先月25日、韓国釜山の海軍基地に入港したことに対して、「共和国を露骨に威嚇、恐喝するための試みだ」と非難する署名入りの論評を掲載。同日、朝鮮中央通信が報じた。

論評は、「米国がまたもや北侵戦争挑発策動に狂奔している」としながら、「朝鮮半島と北東アジア地域で軍事的覇権を握り、世界を制覇しようとするのは米国の変わらない侵略企図であり、対朝鮮侵略企図は執権勢力が交代するとして絶対に変わらない」と指摘。

また、「米帝が南朝鮮のかいらい、日本の反動層と結託して行う各種の合同軍事演習は、朝鮮半島の情勢を極度に激化させる禍根である」としながら、日米韓が、北朝鮮に対して合同軍事演習などを通じて抑止力を強化し、連携していることに対して非難した。

さらに、「自分らが絶えず行った戦争演習は脅威とならず、それに対応したわが軍隊の自衛的な措置は問題視されるべきだということは強盗さながらの論理である。米帝とその追随勢力が盗人猛々しいのごとく、いくら言い張っても核戦争演習騒動は合理化されない」と主張した。

そのうえで、「米国の核脅威・恐喝、核戦力増強策動はわれわれをして自衛的な核攻撃能力を備え、それをいっそう強化せざるを得なくしている根本要因である」としながら、同国が核・ミサイル開発を繰り返す理由は、米国の軍事的圧力に対抗するためだと強調した。