毎日繰り返される日常にくたびれている人たちが、地面に横になって気をまぎらわせている。配給もまともにもらえず、月給さえもらえないことへの抗議なのだろうか。道端に横たわっている人々の姿が傷々しい。
市場はどこでも慌ただしいようだ。カメラには、おからや各種の服を売っている市場の様子がおさめられている。北朝鮮でも商売をしなければ、生きて行くことが困難な世の中になったという話も聞く。
服屋の女性は“1日にいくら儲けるのか”という問いに、“千ウォン”と答えた。その他の稼ぎがあるとも話している。
北朝鮮にも、中国産の商品を仕入れてダンピングする人が増えたという。
以前のように、朝鮮族の風呂敷き包み商人たちに品物を渡された時代は過ぎ去ったといわれている。彼らは直接中国に渡って、品物を購入して来たが、国境に近い丹東や延吉ではなく、広東やヨンテのように内陸部まで進出して品物を購入し、大量に流通させるという。
人気記事：「女性１６人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面脱北者たちが運営する自由北朝鮮放送（代表キム・ソンミン）が、北朝鮮の住民の日常を撮影した映像を公開した。映像は去年の8月に撮影されたものであり、北朝鮮の内部通信員が撮影して送ってきたと、自由北朝鮮放送が明らかにした。