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しかし北朝鮮で人工中絶は違法であるため、当局の目を盗んで「ヤミ医療」を受けるためにかなりの費用がかかる。中には、結核の治療薬、虫下し、さらには瓜の種を飲んで流産させる女性もいたという。(ウリ科の野菜は、体を冷やし、流産の可能性を高めるとの俗説があるが、科学的根拠はない。)

そこで、女子生徒だけを対象にして、男女のからだの構造、性感染症、生理、避妊、交際時の注意などを教えるようになった。しかし、理由は不明だが、長続きしなかったようだ。

性教育の不在が、その後の性感染症の爆発的な拡大の一因となった。

「韓流」も影響

韓国の北韓戦略情報サービスセンターによると、2010年12月初めから梅毒に感染する人が急増した。中でも15〜20歳までの女子高生、女子大生の間での感染が爆発的に増えた。