李明博大統領は30日、天安艦沈没事件と関連し「北朝鮮の介入の可能性は低いと思うが、最前線で起きた事であるだけに北の動きに徹底的に備えて欲しい」と話した。

李大統領はこの日午前に開かれた閣僚会議で、「今は大変に難しい時で皆が力と知恵を集めて緊張感を持ち各自がそれぞれの任務に最善を尽くして欲しい。特に軍は厳重な警戒態勢を維持することを望む」と話した。

李明博大統領はこの日、哨戒艦天安艦の沈没事件現場のペクリョン島を電撃訪問した。

ペクリョン島近隣は北が対艦誘導弾と海岸砲を集中的に配置している境界地域で、歴代大統領の中では初めて訪問した。

李大統領はこの日午前、専用ヘリコプターで大統領府を出発し1時間20分飛行を終え事件現場に出動していた独島艦に降り立ち、海軍関係者たちから現況の報告を受けた。

パク・ソンMュ大統領府報道官は「ペクリョン島は北の長山串から13.1キロしか離れていおらず、李大統領の行動を北朝鮮が全て観測可能なかなり危険地域だ。この為、今までペクリョン島を訪問した大統領はいなかった」と話した。

同報道官は「大統領のペクリョン島の訪問がパフォーマンスに勘違いされないことを願う。今日の訪問は李大統領が深刻さを理解しており失踪中の兵士への思いを表明する為だ」と説明した。