北朝鮮の内閣機関紙である民主朝鮮は2日、「われわれには、米国との軍事的衝突やいかなる戦争について恐れる理由がない」と主張する署名入りの論評を掲載。同日、朝鮮中央通信が報じた。
論評は、「新しく発足した米国のトランプ行政府は自分らがどんな相手と対峙しているのかを把握する間もなく無鉄砲に朝鮮に挑発をしかけている」と指摘。
また、「米国の好戦的狂気に驚いた一部の烏合の衆は、トランプ行政府の機嫌を取るのに汲々としながら米国の犯罪的な対朝鮮敵視政策と核脅威・恐喝を庇護する醜態まで演じている」と強調した。
そのうえで、「われわれは数十年間続いている朝米対決戦を誉れ高く締めくくる強大無比の軍事的手段を十分に備えた。このようなわれわれが侵略者の軍事的挑発に畏縮したり、妥協したりする道に出ると考えるなら、それより大きな誤算はない」と述べた。
つづけて、「トランプ行政府は、なぜ以前の米行政府がわれわれに圧殺の拳を振り上げて、きまり悪く下げなければならなかったのかをもっと学ぶ方がよかろう」と主張した。