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26日に西海ペクリョン島で起きた哨戒艦天安艦(1200tクラス)の爆発事故の行方不明者の捜索と原因究明が事故発生後、4日が経っているにもかかわらず進展がない状況だ。

天安艦が引き上げが行われない状態で事故の原因も特定できない。しかし艦が大きいため約1月以上かかると思われている。

事故が発生した海域には暗礁が少なく爆発の衝撃が大きかったことなどを考えると、暗礁による沈没の可能性は低い。

事故の原因は内部爆発と外部からの攻撃の可能性が挙げられる。船体の爆発の箇所の鉄板の方向が内か外のどちらかに向っているのかが今回の事故の原因究明の重要なカギになる。

事故が起きた海域では海難救助隊が投入され探索作業を進めているが、潮流が強く水中での視界の確保が難しいため船体に近づけない状態だ。

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軍当局は艦内での弾薬や油の爆破など内部衝撃による事故の可能性も考えている。しかしその可能性も低い。
こういった状況の中、北朝鮮による故意的な挑発の可能性も浮上した。

哨戒艦天安の作戦官だったパク・ヨンス大尉は27日の行方不明の兵士の家族向けの説明会で、「船が内部の爆発や暗礁で沈没する可能性は絶対ない。それは私が証明する」と断言した。

しかしながら「他の沈没原因は攻撃を受けたことだが、現段階では明確ではなく調査中なので私が言える立場ではない」と話した。

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韓国政府は今回の事件が北朝鮮との関連性が発見できなかったという、1次的な判断を下したがまだ北朝鮮の攻撃の可能性を排除しきれていない。

李明博大統領は28日午前、青瓦台で開かれた安保関係長官会議で「全ての可能性を念頭において、調査をするように。しかし適当なことを軽く言ってはいけない。混乱生じることは避けたい」と話した。

国防部のウォン・テジェ報道官も「哨戒艦天安が攻撃された可能性ありえるが断定はできない」と話した。

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事故の原因が外部攻撃によるものであれば、北朝鮮の挑発の可能性が大きい。西海の北方限界線海域は北の軍事的な挑発が持続的に起きている海域で、最近では北朝鮮が海岸砲の射撃を行った。

哨戒艦天安が沈没する当時、艦の後尾が水上に上がり20分をかけてで艦体の60%が海に沈んだ状況から、艦艇が機雷や魚雷による攻撃で沈没するのと似ているという主張もある。

レーダーでは捕らえることのできない潜水艦からの魚雷や機雷を攻撃を受けた可能性もあるという主張も出ている。

もし北朝鮮の故意的な攻撃の場合、昨年11月にあった西海での海戦で北朝鮮の艦艇が大破されたため、これに対する北朝鮮の報復の可能性もあるという。

また北朝鮮がこの海域で緊張状態を作り出す原因は、平和協定の締結の根拠づくりのためだという分析もある。

一部では貨幣改革失敗や食糧難などによる住民の不満を外部に向けるために、戦争の雰囲気を醸成したのではなかという分析もある。

一方、金正日の健康問題や後継者継承の失敗の可能性、経済政策の失敗による住民の不満など、通常より北朝鮮の急変事態の発生の可能性が高まっているなかで、それを牽制するための北朝鮮の軍事的な行動の可能性もあるという。

北朝鮮軍総参謀部は26日、「急変事態を望んでいるのは、頭のおかしい者のばかばかしい妄想だ。常に周辺地域で発生している非正常的な事態を注視している我々の軍隊と人民は自衛的な核抑制力をさらに強化していく。全ての打撃手段を常時激動状態においておく」と強調した。

一方、北朝鮮の介入の可能性が低いとする主張をみると、事故当時に北朝鮮軍から特別な動きがなかったことや、過去には韓国軍と交戦があると『韓国軍の挑発による自衛的な措置』と言う風に立場を示したが、現在まで北朝鮮が沈黙をしていることなどを根拠にしている。