北が不法入国の疑いで起訴したと伝えられているアメリカ人のアイジャロン・ゴムズ氏（30歳）が、以前韓国で英語教師として働いていたことが23日に伝えられた。

ゴムズ氏の友人のマーシャレット・ワイズ氏は現在韓国に在留中で、「ゴムズ氏は信仰心の深い誠実な英語教師でテロリストではない」とAP通信との電話インタビューで明かした。
アラバマ州出身のワイズ氏は、2008年に韓国で英語教師として働いていたゴムズ氏と知り合ったと話した。

ワイズ氏は「ゴムズ氏と最後に会話したのは1月だった。休日にはソウルの北部へ旅行に行ったりしたが、今なぜ北にいるのかわからない」と話した。
ゴムズ氏家族はAP通信に「ボストンで生まれ育ちボディン大学を卒業し、韓国へ旅立ち2年間をそこで過ごした」と話した。

オンライン版ニューヨークタイムズはゴムズ氏が、2008年4月に韓国の京畿道抱川の小学校で昨年3月まで英語教師として働いていたと報道した。同紙は「ゴムズ氏はとても礼儀の正しい静かで立派な先生だった。教会の活動も熱心だった」と同僚は話した。

朝鮮中央通信は22日、「不法入国した米国人アイジャロン・ゴムズに対する容疑が固まり次第、起訴する方針だ」と報道した。

しかし同放送はゴムズ氏の具体的な容疑について言及をしなかった。