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北朝鮮国内では、米軍の空母カール・ヴィンソンが朝鮮半島近海に派遣されていることはほとんど報じられていない。北朝鮮国内で最も権威のある労働新聞の記事でこのことについて触れられているのは、10日の外務省報道官の談話、15日の朝鮮人民軍(北朝鮮軍)総参謀部報道官の声明、17日の論評ぐらいだ。

中国訪問時に韓国のテレビニュースを見て情勢の緊迫を知ったという情報筋は、当局が「米国はわが国に手を出せない」と繰り返している意図が、それでようやく理解できたと語る。

このような情報統制は、北朝鮮国内に動揺が広がることを恐れてのことと思われる。当局は、国外からの口コミ情報流入にも神経を尖らせている。

中国の対北朝鮮情報筋によると、北朝鮮当局は、中国に駐在する北朝鮮貿易関係者が、業務上必要な会議に参加するためであっても自由な帰国を許さず、大使館に許可を求めるよう命じている。