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昨年8月には、60人の北朝鮮労働者が建設現場に投入され、50人の労働者が競技場のペンキ塗りの作業に動員された。労働時間は、早朝7時から深夜0時までという長時間で、貨物コンテナを改造した宿舎で生活しなければならない。

劣悪な労働環境のため、昨年11月には、北朝鮮労働者のうち一人が建設現場で死亡した。まるで奴隷労働のような暗い雰囲気が漂っているという。

あるロシア人の現場監督は、北朝鮮当局から、労働者を雇用しないかと打診された。そして、昨年夏ごろから年末まで100人の北朝鮮労働者を終日働かせる見返りとして600万ルーブル(約1160万円)を要求されたという。