咸鏡北道地域の食糧の値段が今週も下落傾向を続けている。
咸鏡北道の内部消息筋は18日のデイリーNKとの電話インタビューで、「今日の会寧市ナンムン市場の食糧取引の値段は米が900ウォン(1キロ)、トウモロコシ米が500ウォンだった」と伝えた。
13日のナンムン市場の食糧値段は、米が1200ウォン(1キロ)、トウモロコシ米が550ウォン(1キロ)だった。
同消息筋は「最近食糧の卸問屋が本格的に食糧を開放している。食糧値段の下落傾向は当分の間続くだろう」と話した。
また、「最近外貨統制が緩んだ為、新貨幣の価値下落を懸念し食糧の卸問屋が食糧の代わりに外貨を保有する方が良いと判断している様だ。なので市場に食糧が増えている」と話した。
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しかし「まだ食糧が不足しているため、卸問屋が食糧を開放しても国定価格レベルにまでは落ちない」と話した。
北朝鮮当局は2月4日に米は240ウォン(1キロ)、トウモロコシ米は130ウォン(1キロ)以上高く販売できないという内容の価格措置を行った。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面ナンムン市場では一日に2〜3回ずつ人民保安署の保安員が巡回しており、国定価格より高い値段で販売しているの商人の商品を没収しているという。
為替レートも下落傾向を見せた。同消息筋によると、1元に120ウォン、1ドルに1000ウォンで取引されたという。