このバスは1980年代に在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)から贈られたもので、その数が100台だったため、「100台バス」と呼ばれている。最高指導者が参加する1号行事にだけ使用されている。
万寿台(マンスデ)議事堂に着くと、代議員証の検査を受けて、議場に入る。一般の行事の場合、スケジュールの告知と同時に万歳斉唱の練習をするが、最高人民会議の場合は、厳粛な雰囲気の中で黙ってじっと待つ。
午前9時。最高指導者が姿を現すと、代議員は全員が立ち上がり、大声で万歳を叫ぶ。最高指導者が「やめてよい」と手振りで示したら、席に着く。代議員は、じっと座っているだけで発言権はない。採決の際には、賛成の意思を示すため代議員証を素早く掲げなければならない。
正午になると、常任委員長が休会を宣言する。