北朝鮮から中国に、親戚訪問などの名目でやって来る旅行者に対しても、厳しい検査が行われるようになった。免税範囲を超える酒やタバコを所持している人に対しては関税を賦課したり、物品を押収したりしている。
中朝両国の貿易業者は、中国税関がこえまでも検査の強化と緩和を繰り返してきたこともあり、一時的なものであることを期待しつつ、様子を見守っている。
これらの措置は、米中首脳会談の前から始まったことから、対北朝鮮制裁の強化を執拗に迫る米国に対して、中国が先制措置を厳格に行う意思を示すために行ったものだろうと情報筋は見ている。