この問題が明るみに出るにつれ、フィジー船籍を抹消する北朝鮮船舶が増加しているとNKニュースは報じた。
国連安全保障理事会は、核・ミサイル関連など禁輸物資を積んだ疑いがあるとして、対北朝鮮制裁決議で、複数の北朝鮮船舶をその対象に指定している。北朝鮮は、制裁逃れのために様々な手法を用いているが、船籍偽装もその一つだ。
北朝鮮は昨年、国家体制の盲点を悪用し、自国の船舶の15%にあたる50隻以上をタンザニア船籍として登録し、航行していたことが発覚している。
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