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北朝鮮が新札を乱発しているとの情報が伝わった。

北朝鮮向けラジオ『開かれた北韓放送』は16日、北朝鮮当局が昨年の貨幣改革に備えて準備した紙幣を使いきり、先月中旬から追加で印刷していると伝えた。

同放送は北の幹部消息筋の話を引用し、「平城商標印刷工場(別名926号工場)で新札紙幣の生産だけでフル稼働状態だ」と伝えた。

この工場は貨幣改革の発阜繧オばらくは閉鎖状態だったが、先月18日頃から再び稼動し現在では億単位の紙幣を生産していると伝えた。

平安南道平城市にある『平城印刷工場』は朝鮮中央銀行傘下の機関で、人民保安省(警察)が統制を取っていると伝えられている。

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また乱発に対し「新札の価値下落によって購買力の低下を招き、政府の財政状態に深刻な問題が生じている。銀行も現金が不足している状況だ」と放送した。

最後に「これからますますインフレが進むだろう」とし、足踏み状態の為替レートとコメ価格の上昇が予測される。

一方で北朝鮮は貨幣改革以降、当局が定めたコメ1キロの価格が30ウォンから3月の初旬には1100ウォンの40倍に達し、極度のインフレが起きていると伝えられた。