北朝鮮外務省は、米国によるシリア攻撃を非難した報道官談話の中で「核戦力を強化してきたわれわれの選択が全く正しかった」ことが確信できたと主張している。
たしかに、シリアの戦場で行われている化学兵器使用と、北朝鮮の政治犯収容所で行われている虐殺のどちらがひどいかと問われれば、「北朝鮮の方がマシ」であるとは言えない現実がある。だから北朝鮮外務省の言う通り、金正恩体制は核兵器を持っていなければ、安全とは言えないのだ。正恩氏は米国のシリア攻撃を見ながら、そうした確信を深めたのである。
そんな北朝鮮に対し、「核を放棄しろ。そうすれば体制を存続させてやる」と言ったところで、どれほどの意味があるのだろうか。
