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中国は、国連安保理の対北朝鮮制裁決議に従い、2月19日から北朝鮮からの石炭の輸入を今年いっぱい停止すると通告していた。一方、米国の北朝鮮専門ニュースサイト、NKニュースは、石炭を満載した北朝鮮の船舶が、中国の港に入港する様子が衛星写真で捕らえられたと伝えた。

NKニュースによると、船舶の位置情報をリアルタイムで表示するウェブサイト、マリン・トラフィックが掲載した衛星写真を引用し、石炭を満載した北朝鮮の船舶2隻が5日午前、中国山東省の蓬莱港に入港し、荷降ろしを行ったという。

衛星写真の専門家によると、荷降ろしが行われた埠頭全体が灰色の物質に覆われていることから、石炭や鉄鉱石の専用埠頭であることがわかるとのことだ。マリン・トラフィックの位置情報によると、この船は北朝鮮の西海岸に沿って南西に航行し、蓬莱港に向かった。なお、10日午前の時点で、2隻はすでに蓬莱港を出港している。

デイリーNKは2月、中国の石炭輸入停止措置発表後も、北朝鮮からの石炭輸入が続けられており、その後も密輸が行われる可能性について指摘しているが、今回の衛星写真でそれが改めて裏付けられた形だ。しかし、密輸か否かはわかっていない。