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韓国開発研究院が昨年12月に発表した報告書は、2008年に北朝鮮当局が国際社会の協力の下に行った人口センサスに基づき、実際の就業率を割り出している。これによると、北朝鮮の就業率は31.34〜62.38%である一方、両江道は17.57〜36.78%と全国平均よりかなり低く、中間値で考えても就労可能人口の4分の3が失業している状態となる。「失業者」の大多数は、市場での労働人口として吸収されたものと思われる。

市場で商売をする人が増加する傾向は両江道だけではなく、全国的なものだ。

その例外といえるのが平壌だ。前述の報告書によると、平壌市の就業率は61.09〜84.78%に達する。これは他の地方と違い、市場よりも、国家機関や国営の工場、企業所で働いている人が多いことを示す。