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北朝鮮当局が最近、党員を動員し貧困世帯に対する救済活動を行っているが、住民の反応は冷たいとNK知識人連帯が9日に伝えた。

同団体は北朝鮮の現地通信員の話を引用し、「中央党の指示により道、市、郡の党員が経済的に苦しい世帯を助けている」と話した。

咸鏡南道の党委員会は2月26日に緊急会議を開き、住民生活の安定やホームレス問題の解決のための対策を話し合い、咸興市沙浦区域の『救護所』を、ヘサン区域農民精搖養所(心身の安定と休息のための施設)に移し、規模を拡大することを決めた。

沙浦区域の救護所は約100人のホームレスを収容でき、貨幣改革の前までは40人余りが生活していたが、貨幣改革以後、ホームレスが急増し現在は400人余りに上るという。

北朝鮮当局は、各道の党責任書記が道にある孤児院の名誉院長職も兼任するようにという指示を下し、午後5時以後は無条件孤児院で生活させるように指示したと伝えられた。これにより、道の党責任書記が頻繁に孤児院を出入りするようになり、道内の全党員に子供が多い世帯や一人暮らしの高齢者などをはじめ、生活が苦しい世帯を2世帯ずつ分担して支援させている。

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同通信員は「このような当局の対策に対して、住民は冷たい反応を見せている。貨幣改革を断行した北朝鮮当局に対する不満を露骨に表している」と伝えた。