河原付近には、以前のように堤防の上からだけではなく、河原にまでテントを張って国境監視に当たり、周辺では戦車が行き交っているとのことだ。
中国側の厳重警戒の様子を見た恵山の住民は、恐怖に怯えている。また、脱北を計画していた人々は「今は時期が悪い」と延期している。中国側の脱北ブローカーは、国境警備隊の監視のせいで、川に近づくことすらできずにいる。
地元民は、中国の国境警備の強化の理由について「金正恩党委員長が、中国の逆鱗に触れたからだろう」とこそこそ噂しているという。
一方情報筋は、韓国にいる脱北者と電話で話して、ようやく中国政府の意図が理解できたと述べている。