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昨年秋に収穫した食糧が底を突くからだ。この時期を朝鮮語で「ポリッコゲ」(直訳すると麦の峠)と呼ぶが、大麦の収穫が始まる8月中旬まで食糧が不足した状態が続く。食糧事情が大幅に改善したとはいえ、依然として綱渡りが続いているのだ。

両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋によると、普天(ポチョン)、甲山(カプサン)、三水(サムス)など道内各地で、食糧が底をついたと訴える人が続出している。

こうしたなか、金正恩氏が繰り返す派手なミサイル発射や実験に対して、知識層のみならず、一般庶民も「ミサイル1基で、全国の人民の数ヶ月分の食糧が買える」と考えるようになってきている。空に飛び去るミサイルを見て「数十万トンの食糧が飛んで行く」と怒りを募らせているというのだ。