スイスのジュネーブで開かれている国連人権理事会第34回会議で、北朝鮮代表が15日、米国と西側諸国、韓国で「重大な人権蹂躙状況が持続している」と主張した。朝鮮中央通信が21日、報じた。
同通信によると、北朝鮮代表は、「特に米国が世界最大の人権の不毛の地であり、人権蹂躙の元凶、主犯である」と糾弾した。
また、欧州連合(EU)にも非難の矛先を向け、「数千人の難民が人身売買、性的虐待、強制労働を強要され、多くの人々が貧窮線以下で苦しんでいるのを含めて、初歩的な権利さえ保障されない所が欧州連合加盟国だ」と述べた。
さらに、「日本は、過去の特大型の反人倫犯罪に対する謝罪と賠償どころか、認定さえ回避している典型的な人権蹂躙国家、犯罪国家である」と、日本を非難。
そのうえで、「南朝鮮こそ世界最悪の人権のツンドラである」としながら「集団的誘引・拉致をはばかることなく強行して離散家族をつくるのに没頭する南朝鮮当局は、希世のテロ集団、悪魔の集団である」と韓国を非難した。