北朝鮮国営の朝鮮中央通信は20日、米国に対して「世界制覇野望の実現のために何もためらわないハッカー帝国、最悪のならず者国家である」と非難する論評を配信した。
論評は、暴露専門ウェブサイト・ウィキリークスが「8771件に及ぶCIAのサイバー諜報部署文書を証憑資料に公開した」と指摘。
また、「CIAは行政府の直接的承認の下でサイバー戦略遂行に合わせて構造を改編し、あらゆる手段と方法を動員して偵察行為を繰り広げてきた」と述べた。
さらに、「そのような米国が機会あるたびに、自国があたかもサイバー攻撃の最大の被害者であるかのように唱えながら、かえってわが共和国をハッキング犯罪国に仕立てようとあがくことこそ破廉恥の極みである」と主張した。
そのうえで、「わが共和国をなんとしてもサイバーテロ攻撃の犯罪者に仕立てて自分らの先制攻撃的なサイバー戦争の遂行に有利な環境を整えようとする米国の謀略策動は実現不可能な妄想にすぎない」と強調した。