マレーシア紙ニュー・ストレーツ・タイムズは18日付で、北朝鮮の金正恩党委員長の異母兄・金正男(キム・ジョンナム)氏殺害の現場となったクアラルンプール国際空港の監視カメラに、これまでマレーシア警察が容疑者としてきた4人とは別の2人の男が映っていると伝えた。

1人は、金正男氏が襲撃される直前、背後から同氏の姿を眺めていた男。実行役となった女性2人は正男氏の顔に液体を塗り付けた後、この男に向けて手を掲げており、「任務完了」を示すサインのように見えるという。

診療所まで尾行

この男は、4人の容疑者のうちの1人であるオ・ジョンギル(54)容疑者と行動を共にしていたことがわかっている、チャン・ナムンという30代の男である可能性が高い。

もう1人は正男氏が襲撃され、インフォメーションカウンターに助けを求めた際、近くにいた。空港内の診療所に向かった正男氏の後を追い、診療所の前を通り過ぎながら中の様子をうかがうような仕草を見せていたという。

マレーシア警察は、事件直後に出国した北朝鮮国籍の容疑者4人のほか、在マレーシア北朝鮮大使館の2等書記官と高麗航空職員、マレーシアからの出国が確認されていないもう1人の北朝鮮人の男ら計7人の行方を追ってきた。

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