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北朝鮮の朝鮮法律家委員会は16日、「国連の対朝鮮『制裁決議』は適法性と道徳性、公正さを喪失した犯罪的文書である」と主張する白書を発表。同日、朝鮮中央通信が報じた。

白書は「国連の制裁歴史は強権と専横で塗られた犯罪の歴史である」としながら、「米国は自分らの気に触る国々を転覆するという目的の下で国連安保理を発動して1990年にはイラク、1991年にはユーゴスラビア、1992年にはリビアとカンボジア、ソマリア、リベリア、ルワンダに対する制裁決議を引き続きつくり上げた」と指摘した。

また、「昨年も、国連安保理は米国のそそのかしの下で自主権守護のためのわれわれの水爆実験と核弾頭爆発実験を国際平和と安全に対する『脅威』に罵倒して、『制裁決議』第2270号と第2321号をつくり上げる越権行為、主権侵害行為を働いた」と非難した。

さらに、「朝鮮の核実験と弾道ロケット発射は半世紀以上持続している米国の核脅威に対処して国の自主権と生存権を守るための正々堂々たる自衛的措置であり、これは国連憲章第51条(自衛権)をはじめどの国際法にも抵触しない」と強調した。

そのうえで、「国連事務局は、国際平和と安全保障を基本とする国連の使命に合わせて対朝鮮『制裁決議』の法律的根拠を解明するための国際的な法律専門家のフォーラムを開催すべきだ」と主張した。