そこで商人たちは「隠語」を使い、当局の監視をかわそうとしているのだ。
例えば、サムスンは「スン」、LGは「チュイ」(ネズミの意)などと呼ぶそうだ。
このような呼び方をすることで、官憲の取り締まりから逃れられるだけではなく、韓国製品が大好きなトンジュ(金主、新興富裕層)に洗練されたイメージを与えるとのことだ。
北朝鮮の人々が家電製品そのものへの関心を越えて、品質やブランドに興味を持つようになったのは、昨年行われた朝鮮労働党第7回大会がきっかけだと情報筋は語る。
当局は、党大会の参加者に様々なお土産を持たせたが、その中には、ブランドのロゴを労働党の旗に付け替えた中国製の45インチ液晶テレビも含まれていた。これがどういうわけか韓国製品への関心を高めたという。
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