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「面接した?」「ここに一度行ってみる?」「ここはどうかな?」

北朝鮮離脱住民が3、4人、息忙しく面接の記録を交換している。面接を終えて上気した顔で仲間に会った人たちは、しきりに笑って自分にあったことを話し合っていた。

26日、京畿道水原市ヨントン所在の京幾地方中小企業庁では、北朝鮮離脱住民の就業を促進するための「第2回北朝鮮離脱住民と中小企業の出会いの場」という就職面接会が開かれた。

行事会場の1階には案内デスクが、2階には京畿地域のブースが、3階にはソウル市と仁川地域のブースが、4階には首都圏以外の中小企業の相談ブースが設けられた。

この日の行事には中小企業が100社参加して、北朝鮮離脱住民約500人が面接を受けるために行事会場を訪れた。この日、京幾地方中小企業庁は、建物全体が企業の人と北朝鮮離脱住民の出会いの場になった。

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この行事の特徴は、1:1の深層面接と相談を通じて、現場で採用の可否を決めるという点だ。

「努力すれば大変ではありませんよね!」この日採用の内定をもらった北朝鮮離脱住民のリ・ヒャンヒ(仮名・39)さん。就業に対する期待が顔にあふれていた。

「(就業博覧会に)来る前はかなり難しいだろうと思っていたが、実際に来てみたらとてもよくて、非常に感謝している。この行事が定着のためになり、生活も安定しそうだ」と話した。

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この日参加した中小企業、シンジョン化纎のソン・ジョングン(52)さんは、「北朝鮮の言葉を聞いたら心があたたかくなって、私たちにもこんな時がきたのだなと感じ、統一を準備しなければならないと感じている」と話した。

ソンさんは「30分の面接時間もあっという間に過ぎる。同じ民族が定着できるように、心を開いて助けなければならないというのが、韓国の企業家たちの新しい企業精神だと感じた」と感想を伝えた。

一方、和気あいあいとした行事会場の雰囲気とは対照的に、相談ブースの専門カウンセラーと相談しているリ・ハンチョル(仮名・32)さんの表情はあまり明るくなかった。

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カウンセラーは、「今日発布したパンフレットの参加企業採用情報欄を見ると、企業の中には月給が80万ウォンの所もある。常識的に考えても、ひと月80万ウォンはあまりにも大変ではないか」と言い、賃金が低いことが就業の障害になる可能性があると話した。

リさんは「基本給は150万ウォンは必要ではないですか。食堂で働いても150、160までもらえるのに…それでも、食堂で60歳まで働くこともできないし…」と心情を語った。

政府は、北朝鮮離脱住民を雇った中小企業に、月給の半分(最大50万ウォン)をインセンティブとして支援して、政策資金を支援する時に信用等級を1段階上げている。