実際、金正恩体制は市場が拡大されることについては、比較的寛容な姿勢だ。これについて、デイリーNKのパク・イノ北朝鮮研究室長は、金正恩党委員長は市場の発展に伴う暮らし向きの向上が、あたかも自分の業績であるかのごとく宣伝しており、それに利用できることから市場に対して抑制策を取らず、積極的に活用していると指摘する。
また、韓国の統一研究院のチャ・ムンソク教授は、北朝鮮当局は市場使用料として一日当たり、14億4855万北朝鮮ウォン(約1883万円)から18億4771万北朝鮮ウォン(約2402万円)の収入を得ていると推算しながら、当局が体制を維持するための重要な財源になっていると述べた。