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北朝鮮の金正恩党委員長の最側近のひとり、崔龍海(チェ・リョンヘ)朝鮮労働党中央委員会副委員長が、当局が威信をかけて建設を進めている平壌市内のタワーマンション団地、黎明(リョミョン)通りの建設現場を視察したと朝鮮中央通信が14日付で報じた。

黎明通りは市内の東部、故金日成主席と故金正日総書記の遺体が安置されている錦繍山(クムスサン)太陽宮殿に向かう道沿い、つまり首都中心部から「聖地」に向かうルート上に建設されている。それだけあって、政治的に重要な意味を持つ。

金正恩党委員長は今年1月、建設現場を訪れた際に、「黎明通りの建設を太陽節(4月15日の故金日成氏の生誕記念日)まで無条件完工しよう」と述べている。

崔龍海氏は今年2月にも黎明通りの現場を視察し、労働者を激励しているが、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は、現場で発生した死亡事故で労働者が萎縮し、完成が遅れることを恐れてのものだったと伝えている。