金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件をめぐり、マレーシアと北朝鮮の関係が険悪さを増す中、マレーシア当局は、サラワク州に滞在している北朝鮮人50人を国外追放にする方針を示した。マレーシアの英字紙、ザ・スターが報じた。
マレーシアのザヒド副首相は14日、ビザの期限が切れ不法滞在状態の北朝鮮労働者50人を国外追放にすると述べる一方で、有効なビザを持っている人は今後も滞在できると付け加えた。マレーシア当局は、同国滞在の北朝鮮人の出国を禁じる措置を取っているため、滞在はできても出国はできない状態だ。
当局は、オーバーステイの北朝鮮人を抑留するか、追放するかを検討してきた。