ロシアの国境警備隊員に暴力を振るった北朝鮮漁船の乗組員に懲役刑が言い渡された。ロシアのポートニュースが報じた。
昨年10月15日、ロシア国境警備隊の海岸警備隊は、ロシア極東の排他的経済水域で違法なイカ漁を行っていた北朝鮮漁船「テヤン10号」を発見した。国境警備隊は停船を命じ、船に乗り込んだが、乗組員はナイフ、斧、杖などを使い激しく抵抗したため発砲した。乗組員1人が死亡、8人が負傷した。
その後、極東交通検事局の取り調べを経て、6人が起訴された。
ナホトカ地方裁判所は、国境警備隊の隊員に暴力を振るった容疑で起訴された北朝鮮漁船の乗組員1人に対して、刑法318条第1項(公務中の人員への暴力)で有罪とし、懲役4年の刑を言い渡した。
なお、その他の乗組員の処遇については明らかになっていない。