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つまり、海外に派遣された労働者や外交官がネットを通じて知った金正男氏殺害事件のニュースを帰国して周辺の人に漏らし、そのニュースがさらに拡散することを恐れているのだ。客観的な報道を行うメディアが一つもない北朝鮮で、口コミがいかに強力であるかを物語るエピソードでもある。

(参考記事:金正男氏殺害に対する北朝鮮国内の反応が伝わって来た

北朝鮮当局は、ネットの接続禁止だけではなく、海外テレビの視聴も規制している。中国の北朝鮮情報筋によると、北朝鮮労働者が寝泊まりする中国企業の寮では、北朝鮮当局の強い要求で、北朝鮮の朝鮮中央テレビしか見られないようにテレビのチャンネルを固定しているとのことだ。