その一方、中朝国境ではネットではなくSDカードやデジタルメディアを通じて、多くの海外情報が北朝鮮に流入している。こうした情報を持ち込むことも、広めることも違法だが、人々の「知りたい」という欲求は止められないようだ。
ただし、違法ゆえに理不尽な悲劇を生むことがある。一昨年には、金正日総書記の喜び組スキャンダルを描いたドラマの動画ファイルを販売した罪で女性3人が銃殺されるという事件が起きている。
(参考記事:銃殺の悲劇も…北朝鮮「喜び組」スキャンダル)こうした中、ウラジオストクの北朝鮮情報筋によると、現地の北朝鮮領事館が現地に派遣されている北朝鮮労働者を集合させて、次のような指示を伝えたという。