北朝鮮の内閣機関紙である民主朝鮮は7日、米国が中東地域の紛争問題に介入する理由が「軍需独占体の腹を肥やしてやること」にあると主張する論評を掲載。同日、朝鮮中央通信が報じた。
論評は、「最近の5年間、世界的な武器輸出順位で米国が断然第1位を占めた」というストックホルム国際平和研究所の資料を引用しながら、「米国が武器を大量に売り渡した地域は中東とアジア地域であるが、同地域の国々は地域紛争に対処するために米国産武器を競争的に注文して買ったという」と指摘。
また、「米国が中東地域の紛争問題に介入し、アジア太平洋地域の平和と安全を破壊するためにそれほどやっきになる理由が軍需独占体の腹を肥やしてやることにあるというのがより明白になると暴いた」と述べた。
さらに、「朝鮮半島での『安保危機』を人為的に醸成し、武器需要を助長することによって南朝鮮のかいらいにより多くの戦争装備を売って米軍需独占体の腹を肥やしてやろうとするのが米国の下心である」と主張した。
そのうえで、「米国こそ自国の利己的目的のためなら、世界の平和と安全を破壊し、人類の運命を破滅へ追い込む危険極まりない行為もはばからない犯罪国家であるということを物語っている」と強調した。