例を挙げると、カンボジアの旗を掲げてスエズ運河に向かっていた北朝鮮船舶から、輸出禁止品目である鉄鉱石2.3トンと、対戦車ロケット弾3万発が発見された。また、北朝鮮の武官が南スーダンなどと軍事契約を結ぼうとしていた状況も察知されている。
さらに、エリトリアへ向かっていた貨物船から発見された北朝鮮製の軍事装備などは、マレーシアに拠点を置く北朝鮮系企業、グロコムのものだと明らかにした。
一方で専門家パネルは、北朝鮮の銀行7行が、最近までスウィフト(国際銀行間通信協会)に加入しており、うち3行が、スウィフトとの取引を行っていることも明らかにした。