また、国際海事機関(IMO)の固有識別番号の代わりに、MMSIと呼ばれる「海上移動業務識別コード」と、コールサインとして通用している「船舶呼出符号」のみを用いていたと指摘した。
北朝鮮は制裁対象である熙川号に、ソンピョン7号という新しい名前をつけ、IMO番号を隠し、MMSI番号を利用して堂々と海外の港に出入りしていたということだ。熙川号は昨年3月、ロシアのボストーチヌイ港に入港しようとしたが拒否されている。
同様の手法で制裁対象船舶である鉄嶺(チョルリョン)号、セボ号、智慧山(チヘサン)号など8隻が、制裁逃れを行っていた。
報告書では、船舶以外の北朝鮮の制裁違反の実例について詳しく紹介している。