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北朝鮮が、レアアースなどの地下資源を中国へ輸出することを停止したと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。中国が、北朝鮮産の石炭の輸入を停止したことに対する報復措置と思われる。

咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によると、中央が先月20日に下した指示により、茂山(ムサン)鉱山のモリブデン、会寧(フェリョン)市の五龍(オリョン)鉱山のコバルトの対中輸出が完全にストップした。

両江道(リャンガンド)の情報筋も、恵山(ヘサン)鉱山の銅、亜鉛、恵山市郊外の盧中里(ロジュンリ)にある大鳳(テボン)鉱山の重石、金正淑(キムジョンスク)郡の龍河(リョンハ)鉱山のモリブデンなど、すべての地下資源の輸出が止まっていると伝えている。

咸鏡北道の情報筋は、「中国が国連安保理の対北朝鮮制裁に同調して北朝鮮産の石炭の輸入を停止したことに対する報復措置だと理解している」と述べた。

この措置により、鉱山労働者とその家族は困窮に追い込まれている。彼らは一般労働者の20倍もの給料と、潤沢な配給を受け取るなど、非常に厚遇されてきたが、今回の輸出停止により、配給が止まってしまったからだ。

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輸出停止がいつまで続くかわからず、労働者たちはこのまま耐えて待つか、諦めて別の仕事につくか、もどかしい思いをしつつも決断を下せずにいると情報筋は伝えた。

一方、輸出停止の措置はそう長く続かないだろうと情報筋は見ている。北朝鮮の輸出に占める地下資源の割合があまりにも大きく、輸出停止の長期化は自らの首を絞めることになるからだ。

北韓地下資源ネットによると、昨年12月に北朝鮮が中国に輸出した地下資源は、金額で1億9598万ドル(約222億7000万円)に達し、対中輸出全体の67.4%に達する。また、輸出先の97.3%は中国だ。