さらに講師は「南朝鮮は我が人民20人をおびき寄せ、南朝鮮に連れていく作戦を進めている」とし、「革命的警戒心を持ち敵の策動を適時に摘発、阻止するための措置を取っている」と述べたとのことだ。
これは、外部の「敵」の脅威を強調し、緊張を醸し出すことで、国内の結束を高めようとする戦略の一環とみられる。また、秘密警察が国民に対する取り締まりと統制を強めるための大義名分を作ろうとしているものとも思われる。
さらには、マレーシアで発生した正男氏殺害事件のうわさが口コミなどで広まることを抑えようとする意図もうかがえる。