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北朝鮮が崩壊した場合、中国とロシアは米軍が朝・中・ロ国境に進出するのを阻むために、北朝鮮を共同で占領する可能性があると、アメリカ国内の北朝鮮専門家が主張した。

リチャード・ワイツ(Richard Weitz)アメリカハドャ東、究所先任研究員が18日、韓米経済研究所(KEI)主催で開かれたシンポジウムで発表した、「ロシアと南北韓国:過去の政策と未来の可能性」という題の論文で、「中国とロシアは米軍が自分たちの国境に近付くことを許容するよりも、先に北朝鮮を占領しようとする可能性がある」と主張した。

これについて、「中国とロシアは、どちらか1つの国家が一方的に(北朝鮮を)占領する可能性に不快感を抱いているため、協力するだろう」と言い、両国は歴史的にも「中央アジアで共同の目標を達成するための、協力機高熏?チた」と説明した。

ワイツ先任研究員はまた、「ロシアと中国はすでに、このような共同占領の総演習のためのウォーゲーム(war game)を実施している」と明らかにした。

両国の軍隊は、2005年8月に北朝鮮付近で「平和任務 2005」という重要な軍事訓練を実施したが、この訓練には中国の兵力とロシアの先端軍事装備が動員されたという。

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これについて、「中国は(北朝鮮の崩壊の対策と関連して)このような計画をアメリカや韓国と話し合おうとはしないが、ロシアの安保専門家たちは議論をしている」と述べ、「ロシアの専門家は(中国とロシアの)議論された案を、アメリカや韓国に伝達している」と説明した。

一方で、中国も「ロシアチャンネルを通じて、韓国やアメリカ、日本の北朝鮮の崩壊または急変事態に対する戦略を聞いている」と付け足した。

ワイツ先任研究員はそれ以外にも、「北朝鮮が崩壊したら、人道レベルの災害が発生することを阻み、テロリストや犯罪者、またはならず者政権の手に北朝鮮の核爆発装置やそれ以外の武器が入ることを防ぐために、(中国とロシア以外の)他の国々も、北朝鮮内に軍隊を進入させることを考慮する可能性がある」と予想した。

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さらに、「アメリカの官吏の多くは、北朝鮮が核保有国になることを阻むために、朝鮮半島の統一や崩壊を含む一部の不安定な状況を受け入れるという考えだが、ロシアは北朝鮮の政権交代によってもたらされる無秩序よりは現状の方を好むだろうという点が、アメリカとロシアの間の最大の差」と説明した。

ロシアの6カ国協議戦略については、「ロシア政府は6カ国協議の枠組みを越えて、北東アジアの安保の問題を扱う恒久的な枠組みを作ることを、長期的な目標にしている」と述べる一方で、「今まで6カ国協議が停滞状態に陥っていたため、参加国はそうした長期的なイシューを考えていない」と指摘した。