北朝鮮の金正恩党委員長の異母兄の金正男氏がクアラルンプール国際空港で殺害されて1週間。北朝鮮と取引を行っている中国人ビジネスマンや、在北朝鮮華僑の間では、北朝鮮への入国を控える動きが広がっていると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

羅先(ラソン)経済特区を毎月訪れているという中国人ビジネスマンは、来週の訪問予定を延期したという。北朝鮮と長年ビジネスを行ってきた彼は「このような時には、外国人に対する監視が強化される。下手に北朝鮮に行けばどんな目に遭うかわからない」と延期の理由を述べた。

彼は、ホテル従業員やタクシードライバーなど、北朝鮮で会う人すべてが国家保衛省(秘密警察)の要員である可能性があると見ながら、常日頃から言動に注意している。それでも、下手に口を滑らせて金正男氏の名前を出せば、中国に戻れない危険性があると考えている。